Dec 25, 2020

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株式会社シンク・アイ ホールディングスとの日本のものづくり中小企業の匠・高度技術の承継と練磨に向けた業務提携のお知らせ

由紀ホールディングス株式会社(東京都中央区:代表取締役社長 大坪正人、以下由紀HD)と株式会社シンク・アイ ホールディングス(福岡市博多区:代表取締役社長・CEO 京谷忠幸、以下TQI)は、日本のものづくり中小企業の匠・高度技術の承継と練磨に向けた業務提携することに合意いたしました。

今回の業務提携により、両社の持続的な成長に向けた事業シナジーが期待されます。
両社を合算すると売上総額120億円超、従業員数650名超の企業グループとなります。東日本中心の由紀HDと西日本中心のTQIは、地理的な補完関係にあり、国内は、東北から九州まで、海外は、中国・ベトナム・フランスと多くの地域を網羅することになります。また、航空宇宙・自動車・半導体・医療・食品等の様々な業界の顧客を有することから、サプライチェーンの補完や市場開拓等の共創関係の構築も想定されます。加えて経営管理手法や人財育成・採用等の情報共有による協力も実施します。

両社は、友好的な事業承継を重ねてきたことから、社会課題である大廃業時代の企業承継の受皿としての役割拡充が期待されます。両社が有するネットワークから得られた情報を共有し、単独承継や共同承継等の枠組みで、臨機応変に対処することで選択肢の幅が増加します。そして大坪が代表理事をつとめる一般社団法人ファクトリー・サイエンティスト協会の活動への協賛や協力を通じてバトンを受けた中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、事業の軸足をコトづくり・ソリューションへのシフトを加速し、生産性を高めてまいります。

我々は、ご縁のある全てのものづくり企業に対して培ってきた技術の進化発展を共創し、廃業ではなく永続発展を選択させ、日本の産業競争力の向上に挑戦します。

[コメント]
由紀HD 大坪 正人
長年培われた日本の製造業の要素技術を深く理解し、継続的な発展を促すグループ経営の構想を抱き、由紀HD を設立しました。
TQI グループの京谷社長には、直接お会いする以前より、九州での小型人工衛星テスト時にご相談に乗っていただくなど、ご縁を感じます。具体的には、両グループ企業間の高精度加工に関する技術協力や、ホールディングス経営に関する情報交換など、これからさらに両グループと所属企業が輝くよう、取り組みを進めて参ります。

TQI 京谷 忠幸
成長する企業は、企業がバトン承継する。そんな時代がくる。
大廃業時代において消失していく、日本の匠・高度技術を承継し、社会へ貢献したいと思いTQI を設立しました。
大坪社長との出会いは、新聞で志向性を拝見し、志を同じくする経営者に会いたいと思ったことがきっかけです。弊社の行動指針である企動力®(人を結び、技術を磨き、ビジネスを創る)を発揮し、両グループの成長を目指す所存です。

由紀ホールディングス株式会社

「ものづくりの力で世界を幸せに」というミッションを掲げ、国内の高い要素技術を持つものづくり企業にイノベーション投資を行うべく、由紀精密代表の大坪正人が2017 年10 月に創業。2020 年4 月時点でグループ企業13 社、売上総額60 億円、従業員数国内300 名からなる。

株式会社シンク・アイ ホールディングス

「日本の匠・高度技術を承継し、錬磨することにより国際社会および産業の共創に貢献する」というミッションを掲げ、国内に欠かせない産業分野(ライフサイエンス・ロボティクス・インフラ・AI/IoT 等)をコアとするニッチトップ高収益企業集団を創るべく、ピーエムティー創業代表の京谷忠幸が2020 年5月に設立。同時点でグループ企業9社、売上総額70 億円、従業員数350 名からなる。https://thinqihd.co.jp/

一般社団法人ファクトリー・サイエンティスト協会

中小製造業の現場人材からデータを軸にした経営判断のアシストや現場の課題解決ができる「ファクトリー・サイエンティスト」を育成するため、2 年半のプログラム構想・実証期間を経て2020 年4 月1 日に設立。現場に即したIoT デバイスによるエンジニアリング、センシング、データ解析、データ視覚化、データ活用方法などを身に付ける講座を実施。
https://www.factoryscientist.com/